画材から学ぶこと
2017.5.134月からアトリエを再開しました。
新しい会員も増え、新年度をにぎやかに過ごしています。
今回は1つの画材から、表現の成長をご紹介します😊
80種類近くある画材で特に子ども達が良く使うのが、「1㎝角のヒノキブロック」
ブロックの様に積み重ねて、作品を作ります。
1人の男の子は、半年以上、このブロックを使って創作をしています。
最初は自分がイメージした家や、動物(キリンやワニなど)を作っていましたが、最近は図鑑を見ながら創作しています。
一番の最新作は、
カブトガニとセンジュナマコ
四角いブロックの組み方を工夫し、
生き物のカーブを表現しています。
足の表現も見事‼️
ここに来るまでに、何回も失敗し、壊したりの繰り返しでしたが、その度にブロックの組み方、それぞれのパーツのバランスを学び、技術的にも高めていきました。
そして、小さなブロックを積み重ねる集中力は、素晴らしいです。
そばで創作を見ながら、
ここはこうしたら良いよ、と何度か言いそうになりましたが、グッとこらえて見守っていました。
だって、本人が失敗した事からたくさん学んでいるし、失敗から気がついたことは、本人が求めている事なので、私は、失敗が繰り返し起こる中、気持ちが萎えないようにサポートに徹しました。
課題ない、教えないアトリエ。
一見、好き勝手な事をやっているようですが、
子ども達は、画材からたくさんの事を学び、技術を磨き、成長しています。
自ら学んだ経験は、血となり肉となって、彼らを支えてくれるでしょう。