全ての人に共通する大切なことに気が付く
2025.2.262024年度はアトリエ以外の活動も積極的に行いました。
その中で気がついたことがあります。
Tuttiとして保育園やマルシェでワークショップを行ったり、
私個人として関わっているアートのコミュニティー、NPO法人アーティスト・コレクティヴ・フチュウの事業や芸術祭に参加したりと毎月いや毎週なにかしらのイベントを行なった月もありました。
普段、子供達と接する機会が多いですが、障がいのある成人の方、高齢者の方とのワークショプを通した出会いもありました。
どのワークショップも必ず入れている要素は
「自分で選んで、決める」
マルシェでも、障がいのある方や、高齢者を対象としたワークショップでも基本は「自分で選んで決める」です。
作り方の手順が決められていないことをできるのだろうかと不安の声を聞くこともありましたが、
スタッフと検討したり、Tuttiでの経験もあり、「自分で選んで決める」基本は変えずに行いました。
結果は言うまでもなく大成功!参加されたみなさん、生き生きと素材を選び、どう作るかを真剣に考えていました。
完成した作品を嬉しそうにお互いに見せ、笑顔が増え活気のある時間になりました。
その姿を見て気がついたことがあります。
自分で選んで決めて作ったものを認めてもらった時の自信に満ちた表情です。
Tuttiの子供達が日々アトリエで体験していることですが、作ったものを人に認められる体験は、自信になり、自己肯定感を高めます。

自分で選んで決める〜これは日常生活の中で、何を着るか何をするかなど多くの人が行なっていることです。
それらを認めてもらう、これは他者との交流や社会生活の中で生まれることです。
社会とのつながりが少ないとこの経験はなかなかできません。
子供や大人の中には、社会とつながることが苦手だったり難しかったりする方がいます。
私はそのような方にとっても「自分で決める創作」は社会とつながる体験の1つになると思いました。
自分で選んで決めたものを認めてもらう
この「認めてもらう」大切さを以前にもまして強く感じましたし、アトリエの活動に確信を持つことができました。
他者に認めてもらう、社会と繋がる体験は色々ありますが、私ができる「自分で選んで決める=自由に創作すること」を通して、出会った人たちにこの体験を広めていきたいと思います。